森と過ごした一日
ずっと森を歩きたいと思っていたのです。
でね、
先日の日曜日に秋谷のさっちゃんとエリックさんの
「草文明のはじまり」FOREST WALK -森の探索-というW.Sに参加してきましたよ。
青い空と海。
輝く新緑。
遠くには富士山がくっきりのぽかぽか陽気。
森を歩く前に、この森を愛して大切にしているさっちゃんとエリックさんのお話。
これがね、とても素敵でした。
これはW.Sのしおりに記載されていたエリックさんのメッセージ。すてきすてき。
動物や植物が主役のこの森を歩くとき、わたしたちはお邪魔しますって気持ちでいようね。
足を置く場所さえもなるべく気をつかって人間の踏み後をなるべく残さないようにすること。
視覚だけではなく、におい、触り心地、音、味、五感を最大限使って、スローダウンして森を味わうように、好奇心をもって楽しみながら感じる時間をもちましょう。っていうお話でした。
う〜ん。いいよね、こういうスタンス!
私がやりたかったことだ。
さていよいよ、森へ向かいます。
やんちゃざかりの男の子ふたりもはりきってるよ!
おいおい、そんな長い竹を森に持って行くの?!!笑
そういう時でさえ、「だめだよ!」と頭ごなしに否定せずに、彼らの身長にちょうど良い短い竹をそれぞれに選んであげるエリックさんの姿がとても素敵でした。
森に向かう道すがら、トカゲを見つけたさっちゃんとエリックさん。
いよいよ森へ。
ここからはなるべくおしゃべりしないで、一歩一歩味わうように進みます。
気になるものがあれば触ったり、しばらく立ち止まってじっくり観察しても、音をきいてもいいんだ。
新芽はやわらかくて、つるつるしてたり、ふわふわしてたり。
大きな毛虫がいたり。
シダの赤ちゃんがさわさわ体に触れてくる。
自由にのびる木の枝ややつるが行く手をさえぎるのをかきわけて。
服にひつつく草がブローチに。
落ちている葉っぱや木の実など、自分だけの宝物を見つけたら拾ってみよう。(byエリックさん)
道なき山道をのんびりすすみ、
ときにはじっくり立ち止まって森の音に耳を澄ます。
やがて
大きな高い木が生えている場所へ。
鳥達が歌っている。
自分がそうしたいように、
ごろんと大地に寝転がって天を仰げば、コモレビがキラキラ。
風で木々がもちもち揺れているのを眺めていると、ブロッコリーの内側に暮らしているような気分になったりしてさ。
実はね、朝から頭に気がのぼったみたいに軽い頭痛のようなものを感じていたのだけれど、ここに寝転がったら頭痛が消えてゆくのを感じました。なんとも不思議。
池のほとりの大きな樹が、今年の大雪で倒れたそうですよ。
ダイナミックな景観でした。
こんな風に倒れた木にのぼったり、ぼんやり味わってみるひともいる。
思い思いに過ごす時。
エリックさんが、草むらのくぼみでは、野うさぎちゃんの糞を発見。
ほとんど草でできているのでぜんぜん臭くないの
野生鴨のカップルものんびり休息中。
わたしたちがいても、全くこわがらずに一緒に過ごしてくれた時間がなんとも嬉しいよ。
人間が自然の時間と共にいるとき、野生動物ともちょっぴり共存できるものなんだなぁ。
そういえば、この森にいる動物やちょうちょさえも都会のよりんびりしているように感じる。
深い森を出て、草のひろがる広場でランチタイム。
すっかり、お腹もぺこぺこで。
よもぎとたんぽぽの花を摘んで、天ぷら作り!
ちびっこ二人がたくさん作ってくれて、わいわいがやがや。
おいしそう!
持参のおむすびとおかずに加え、よもぎとたんぽぽの天ぷら&さっちゃんお手製みそ汁で、いただきまぁ〜す。
ごはんのあとは、
みんなの宝物コレクションを広げて展示。
それぞれに個性があって、おもしろかったです。
わたしはこんなかんじ。(みなさんのは撮り忘れてました。とほほ。)
葉っぱの表面に不思議な突起!虫の住処か?卵かな?
人間の想像も及ばない世界が、自然界にはあるんだなぁ。と
面白い発見の連続でした。
森から帰ってくる道すがら
秋谷の海がおおらかに迎えてくれる。
そうだった。海もいい!
この森の探索。さっちゃんとエリックさんをはじめ、このW.Sに惹かれて一緒に参加したみなさんが素敵な方ばかりでした。
実はね、偶然にも、心友が私の誕生日プレゼントに送ってくれたCDのボーカリストさんもこのW.Sに参加していたことがわかり、びっくり感激!
the yetis
はぁ〜みなさんとの出会いに感謝します。
地球って美しいな。
地球という星に人間としてうまれてきてよかったな。
素敵な一日でした。
そして、この森での体験は稚拙な文章ながらみんなにシェアするべきことなんじゃないかと感じて綴りました。
わたしたちが自然と共に暮らしているということを忘れないためにも。
Miki